牛乳を「どんどん」のモ〜〜〜

今、日本の中で「牛乳」が余っています。

どうして牛乳が余っているのか?

1.牛を飼っている農家の人が、牛1頭あたりの労力や飼料代などの経費を安くして酪農経営を安定させるために、牛の頭数を増やしたり、たくさん牛乳を生産する牛を育てる技術の進歩などにより、出荷される牛乳の量が増えています。

2.牛乳よりもお茶や天然水などの飲み物を好んで飲む傾向が強まり、牛乳や乳製品の消費が低迷しています。

余った牛乳はどうするのか?

牛乳を集めている団体で、集まった牛乳の一部を製品にしないで処分する方法が考えられています。

どのようにすれば牛乳が余らなくなるのか?

牛乳や乳製品の消費が拡大されることです。

牛乳には骨の成長に必要なカルシウムが多く含まれていていることは広く知られています。
そして、【インターネットの記事から】
森永乳業は、1月26日〜28日に開催された「サプリ&機能性食品2005」で、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌B536が花粉症を軽減するというヒト試験による研究成果をパネル展示した。

 同社は2004年の花粉症シーズンに、花粉症の自覚症状がある男女40人を二群に分け、一方にはBB536を20億個以上含むヨーグルトを、もう一方にはBB536を含まないヨーグルトを食べてもらう実験を実施。花粉飛散前の04年1月中旬から4月20日過ぎまで、14週間食べ続けてもらった。

 その結果、BB536摂取群では特に目の症状と鼻のかゆみが改善。また、採血して調べると、「スギ花粉特異的IgE値」(花粉症初期に上がる数値)が、BB536非摂取群に比べて有意に低かった。

 BB536が腸管の免疫細胞に働きかけて、ヘルパーT細胞のバランスをTh1に傾けてアレルギーを抑制するとともに、腸内細菌そうを整えてTh1とTh2のバランスを保つという「二つの相乗効果が表れたのではないか」と、同社食品研究所は推測している。

 すでに、ビフィズス菌BB536入り「ビヒダスヨーグルト」(500ml)は、「おなかの調子をよくする」という表示を許可されたトクホ(特定保健用食品)になっている。このヨーグルトは、100g中に20億個以上のビフィズス菌BB536を含む。

『ビフィズス菌 インフルエンザ予防に効く!?』
 ビフィズス菌を多めに取る高齢者は、免疫機能が高まり、インフルエンザウイルスに感染しにくいという研究結果を、森永乳業栄養科学研究所(神奈川県座間市)がまとめた。今年3月に開かれる日本農芸化学会大会で発表する。

 茨城県内の介護老人保健施設に入所している高齢者27人(平均年齢86歳)に2004年11月から毎日、ビフィズス菌の一種「BB536」を1000億個含む粉末(2グラム)を飲んでもらった。インフルエンザ流行のピークが過ぎる昨年3月末まで飲み続けたグループ(13人)には、飲む前に比べて、白血球の殺菌機能が高まる傾向が見られ、インフルエンザ発症者がいなかった。一方、1か月半で飲むのをやめたグループでは、14人中5人が発症した。

 光岡知足(ともたり)・東大名誉教授(微生物生態学)は「免疫力の下がった高齢者にとって、インフルエンザにかかりにくくなる効果が期待できる。ただ即効性はないので、流行の1か月以上前から飲み続けることが望ましい」と話している。
(2006年1月4日 読売新聞)

以上のように、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は体に良い効果をもたらすことが研究されています。

牛乳は水やお茶などのように「ただ、のどを潤す」飲み物ではなく、健康な生活をおくるうえで大切な飲み物(食べ物)なのです。

以前、牛乳にカボチャの粉末を混ぜて飲み続けて、糖尿病を克服した方の記事が健康雑誌に掲載され、カボチャの消費が拡大になったことがあります。

廃棄しない方法はないのか?

昭和53年頃に、初めて牛乳が余る現象があらわれ、その時は、搾り取って、農家のタンクに保管してある牛乳が、全部集荷されずに一部がタンクに残され、残された牛乳には赤色の色粉を入れられて、次の集荷に混ぜられないようにする方法がとられました。
残された赤い色になった牛乳は酪農家で飼われている子牛に飲まして消費することになりました。
これが日本で初めての「牛乳の生産調整」です。

しかし、今の牛乳の集荷方法や子牛の飼育方法は昭和53年当時とは大きく様変わりしていて、タンクに残していくという方法はできません。
生産された牛乳を全部集めてきて、集められた牛乳を何かの方法に利用するしか方法はないのですが、もし、牛乳の製品にして無料で配布するなどしてみても、今度は売られている牛乳が売れなくなることになります。

必要な分だけ牛乳を搾ることはできないのか?

牛乳は牛のオッパイから搾り取って生産しますが、必要な分だけ搾り取るといった方法はできずに、オッパイの中にたまった牛乳は搾り取るときに、全部搾りきらなければ、牛が病気になってしまうのです。
まさか、必要な分をこえる牛乳を生産する牛を殺してしまうことなどできないでしょう。

牛乳が余っている状況が続くとどうなるの?

牛を飼っている人は、朝晩、365日、牛乳を搾っています。
朝早くおきて、他の家族と一緒に朝ごはんを食べることもなく仕事に取り組んでいます。そんなにまでして生産された牛乳の一部が廃棄されることになることを考えると、「がんばって仕事をしよう」という意欲が低くなることもあります。
そして何よりも、廃棄する費用の一部を生産者自らが負担することになるのです。
いくらがんばっても、牛乳の売り上げが少なくなっては、生活ができなくなるので、牛を飼うのを止めようという農家が増えていきます。

牛を飼っている農家の長男に生まれたタケダは、小さい頃から「農家の後継者になるのだ」と言われ続けて、育てられ、自分でも農業の仕事をするものだと思っていました。
しかし、タケダが高校生だった昭和53年当時、初めての「牛乳の生産調整」が導入され、それまで、安定していた酪農の将来の雲行きが怪しくなってきました。
そして、農業経営面積も小規模だったタケダの父は、「農業の後継者ならずに公務員の道を進む」ことをタケダに選択させたのです。

このような事情でタケダは地元の役場へ運良く就職することができたのですが、今でも農業というものに特別な思い入れを持っています。
その思いがあって、「パンプキンらんどサロマ」HPを作っているのですが、今、「牛乳の廃棄」という情勢を見るに忍びない、自分の過去を振り返って、心が締め付けられる思いがします。

今よりも、ほんの少しでいいから、牛乳を飲むようにしましょう。乳製品を食べるようにしましょう。

いのちを育む「誇りある職業」の農業が日本から消えてしまうことのないように・・・