このクマがなぜ番屋に侵入し、食料をむさぼるようになったのか? 確かなところはわかりませんが、 捨てられたゴミ(特に缶ジュース)の味を覚え、 さらに番屋内の大量の缶ジュースに気付き、 人のいない時を見計らって侵入することを体得し、 以来、番屋を執拗にねらうクマになったのではないか と考えられています。 |

羅臼町では番屋にやってくるクマの対策として クマスプレーの配備や、電牧(電気の流れる牧柵)の設置を行い、 見掛けたクマを即座に殺すのではなく、 クマを人間の生活圏から遠避けようとしています。 しかし、今回のケースのように執拗にねらってくる場合に 限っては捕獲するような方法を取らざるを得ません。 |

知床のようにまだまだ自然の懐が深く、 クマが人の生活圏に頼らなくても生活していける 環境があるにもかかわらず、 クマがあえて危険を冒して番屋に侵入するのは やはり缶ジュースなどクマの嗜好にあった強い誘惑が あるからでしょう。 |

缶ジュースや人間の食べ物をクマが最初に覚えるのは 捨てられたゴミからです。 ゴミを捨てることは、このクマのように 人の食べ物に興味を覚え、人の生活圏に興味を覚え、 それゆえ人との遭遇の機会が増え、殺されていく 悲劇につながるのではないでしょうか?。 |
275kgの体重は知床で体重を記録されたクマの中では もっとも大きく、知床の主のようなクマであった と言えるかもしれません。 このような立派なクマを殺さなければならなかった 事をこの機会に考えてみてください。 |