ハイダを導いたオリオンは、南の空高く昇り、氷の粒のように輝いています。流氷が海を埋め、突き刺すような凍った空気は、肌をピリピリと刺激します。
それでも、太陽の光は既に力強く、海までも白い雪の原は全てが輝き、どこまでも明るく、鳥たちも衝動を抑えきれず、さえずりはじめる、沸き立つような季節です。
この季節が大好きで、雪と同化していた冬の化身は、いつものように先に突っ走って、そのまま行ってしまいました。この白い野山を駆けまわっていたはずが、いつのまにか青い空に昇ってフワフワと浮かんで・・・・
居たはずの場所が「空白」となって、埋まりません。代わりに溜まった思いは、酒がはいると、いつもここでこうして吐き出してしまいます。
2月20日、あらるっこたちと楽しく遊んだ日の夜、久しぶりにハイダが来たような気がしました。ハイダが逝ってからしばらく続いたあの気配。
「ごめんねハイダ、たのしそうにしててね、やきもちやくよね、わすれてないよハイダのこと」
「 ハイダ、ararukko だよ、 もう春だよ」
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